お遍路さん~心からの感謝をこめて~ - 2016.06.13 Mon
日々、色んなことがおこっていて
書きたい事は追い付かないくらいなのに…
お遍路さんの記事、長々とスミマセン(苦笑)
でもきっと時々
自分でも振り返りたくなる旅だと思うので
かなり自己満足ではありますが(汗)
もうひとつだけアップさせて下さいね、あしからず。

今回のお遍路旅は
夫や天国にいる人達の供養のつとめの他に…
今の自分をじっくり見つめて
これからの人生を考えるには
絶好のエスケープだったと思います。

まだまだ若輩者につき…
悟りをひらくまではいかないけれど
無心で歩く、無心で祈ることは出来ました。
いつもどんな時も
夫の事を想っていることには変わりません。

辛い山道を息を切らせて歩く時
こんな場面ではいつも
『がんばれがんばれケ~コ!』
『フレっフレっケ~コ!』
とベタに応援してくれたり
少し先を登っては
振り返って待っていてくれたり
見かねて背中を押してくれたり…
そんな優しい眼差しを思い出して
泣きながら登ったりもしましたが(泣笑)

そんな時は、必ず何かのサインをくれたり
彼の『ちゃんとそばにいるよ!一緒に歩いてるよ!』
ってゆう心に伝わる声なき声に
たくさんたくさん励まされました。
淋しいけれど
やっぱり最後は…感謝しかないのです。
ありがとね、大丈夫だよ!って声に出すと
チカラが湧いてきて。

ヘタクソな私の「お経」が嬉しかったかはナゾですが…
念願のお遍路旅を少しは喜んでくれたと思いたい。
今回、ご縁があって”あいのり”した
ハジメマシテの方々は
年齢も事情もお国柄も(!)様々でしたが…
とてもいいチームだったと思います。
正式なお詣り経験が完全に初心者だったのは
ワタシくらいだったので…(汗)
ものすご~くお世話になりました。

お四国には、霊場の知識に詳しく
お遍路さん達のガイドやお世話をしてくださる
『先達さん』とゆうお仕事があって
今回、ワゴンの運転手兼、先達さんの方も
めっぽう素敵な方で
夕食後、いろいろ話し込んだ夜もありました(笑)

なんか、車窓の風景の説明をしていますね。
そうそう。
今回の旅、
高野山を下りるまでは…と、自発的に禁酒してたんです(爆)
コレ、一番の苦行だったかもしれない…( ̄▽ ̄)
本当はお酒が好きなのに
実は必死で我慢していると知られてから
(悶絶してたらバレタ…笑)

『酒断ち地蔵』の前でみんなに一斉に振り向かれ
アベサン!!と、お参りを促される場面も(笑)
そして88ヵ寺を全員無事に周り終え
結願して高野山に入った夜
『最後だからケイコさんとカンパイした~い!』と
香港からいらしてたOさんに言われ…
もはや断ることなどできまい(笑)
『わかりました、呑みましょうっ!』と宣言したら
拍手されました…(笑)

カンパ~~イ☆
今世紀最高にマジで美味しかった…(嬉涙)
その香港からいらしてたご夫妻は
片言の日本語と英語で楽しくコミュニケーション出来て
奥様が同い年だったこともあり意気投合!
元気でパワフルで愛のあふれる2人のお人柄は
チームのアイドルでした。
ワタシの事情を知って
涙を流して抱きしめてくれたOさん…。

奥の院の満願のお参りの時も
静かに蝋燭を灯しているワタシのところに来て
『もう一本をご主人に。』と言って下さり
『もう一回ご主人のために祈るよ。』と
再度、2人でお経をあげてくださいました…。
そんな想いがありがたくて、泣きじゃくる私に
『スマイル!スマイル!!』と…。

最後に、こんな可愛いお大師様のお守りまでくれて。
高野山で『ベストフレンドだよ!またゼッタイ会おう!』って
抱き合って別れました。感謝!
中部地方から参加されてた
高齢のお母様と娘さんのMさんには
勝手に少し前の母と自分を重ね…
勝手にお母様になついてみた(笑)
Mさんもとても包容力のある方で
ワタシの様子が少しおかしいと『大丈夫?』と
気遣ってくださり…これも勝手にお姉ちゃんのように懐くの巻(笑)

想い出の桂浜でメソメソしていた時は
アイスクリンをご馳走してくれました!←そこ?
冷たいアイスクリンで
泣いたカラスがもう笑った…と自分にウケたし(笑)
旅から帰って
少しお遍路ロスにもかかり…
ナーバスになっていたところに
ご丁寧なお手紙までいただき、とても感激したのです。
嗚呼、こんなオトナになりたい!

高齢のお母様が…懸命にお詣りされる姿にも
本当に感動してしまって。
聞けば4年前、はじめてお遍路されたのは
今のワタシと同じ
ご主人を亡くされた翌年の事だったと…。
がんばらなくちゃダメよって
優しく励ましてくださいました。
ハイ、がんばります。

その上、とても貴重な御守りを(※)
ワタシにも1つ分けてくださいました…(感涙)
※これは100回以上お遍路されている方だけが持つ
錦の『納め札』で、とても貴重なものです。
そんな通りすがりのベテランお遍路の方が
そっとお母様に近づき
『どうぞ御守りに』とくださったものなのです。
そんなありがたい出会いの全てが…

学びと気付きの連続でしたし
これもお大師様のおかげ、夫のおかげと
感謝、感謝の日々でした。
私もちゃんと生きなくちゃ…と切に決心。
ヤキモキしながら無事を案じ
帰りを待っていてくれた友の想いにも
応えなくちゃ…ね。
お遍路さんが終わったら…と
先延ばしにしていたリアルな宿題とも
きちんと向き合おうと思います。
長い長い旅レポにお付き合い下さりありがとうございました!
心から感謝します。合掌。
Keko
【おまけ】
12日間あいのりしたワゴンのナンバーが

2人の記念日だったので…むじゃきに喜ぶの巻。
あらま、宿坊の部屋番号まで!?

ハイハイ、あなたなのね…と夫に話しかけるの巻(笑)
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