小さなお店を始めた意味を…今想う。 - 2015.10.31 Sat
とうとう、カボチャ雑貨達との交わりが
まったくない秋を過ごしてしまい…
何かどこかに忘れ物をしているような
やはりちょっぴりサミシイ気持ちで
仮装大会のニュースをぼんやり見つめています…(汗)
これは7年前の開店以来、初めての事。
ショップのテーマでもある
渋めのCountryテイストの雑貨達がもつぬくもり感が
1年中でもっとも恋しくなると信じているこれからの時期…
この、ハロウィン~Xmasシーズンは
毎年、忙しく過ごさせていただいていましたから…。

USAカレンダーや、GIFTのご用命も多い季節を前に
引き続きご迷惑をおかけしていること
本当に申し訳なく思っています…。
こんな小さなお店のこんなヘッポコ店主に
『ずっと待ちます』
『大好きです』
『辞めないで』
とたくさんメッセージを頂いており…
本当に感謝しています、ありがとう。
自称『ブラウンバインの(最強)用務員さん』であり
実は『影のオーナー』と名乗っていたダンナさんも
皆さんから寄せられるあたたかいお気持ちに
心からありがたく思っているはずです。

『Country Store BROWN*VINE』
あまり知られていないことなのですが…(汗)
40代を前に、自宅を建てる計画が持ち上がった時
思い切って自分でお店をやれば?と言い出したのは
私ではなく、ダンナさんの方だったのです。
小さなお店を思い通りにやってみろだなんて…
それまでは夢のまた夢のような話だったけれど
こう見えて(?)現実的な私は『簡単な事じゃないよ』と
はじめ、尻込みしていたんですから…。

それでもダンナさんは真顔で
『なんかいいじゃん!』『お前ならできるよ!』と…。
きっと私が
憧れだったカントリーショップで働いていた時代に
『天職かも!』『すっごく楽しい!』とイキイキしていたのを
すぐそばで見ていたからなんだと思います。
それでも家計を預かる身としては経済的な不安もあり
ワタシだけ好きなことしてちゃ不公平じゃない?と
モジモジ決めかねておりました。そりゃそうだ。
そんな奥さんの背中を押した
忘れられない彼の殺し文句(?)が2つ。

『ケコの夢(冒険とも言ってた)に乗っからせてくれたら
それを支えていくことが俺にとっても
これから働いてくモチベーションになる』
『2人で大事に育てていく何かがあってもオモシロイじゃないか』
そんな風に考えるんだ…と驚きつつ
当時、すごく感動して涙が出ました。
彼の器の大きさに惚れなおして…(嬉泣)
そんなわけで
BROWN*VINEは”2人の”夢になったわけです。

だから様々なサポートも
彼はいつも楽しんでやってくれていました…。
ディスプレイ替えの力仕事はもちろん
照れながらのイベントのサポート(笑)
什器やノベルティ作りのアイデアなど
お酒を呑みながら、スケッチしたり
いつもいつも、あーだこーだと考えてくれました…(涙)
彼がお休みの土曜日。
1階のお店が賑わっている様子が
2階のリビングに居ても聞こえてくるらしく
閉店後『お疲れさん!お客さんいっぱいだったね!』
なんてビールを持ってニマニマ降りてきたり…
実はBROWN*VINEのアレコレが大好きだったんですよ、彼。

昨年のアメリカへの旅も
最高だった!オモシロイ!!と何度も言い…
次はいつ行く?最低オレが1週間休めれば行けるよな!と
言っていたなぁ…あぁダメだ。また泣けてくる。
正直に白状すると…
ダンナさんが亡くなった直後は
頭が真っ白になって閉店を考えましたw
だけどやっぱり
どう考えても彼は『続けてほしい』と思っている気がして。
夢の中でもそんなメッセージを何度かくれました…。
夫に背中を押され
小さなお店を始めた意味を
あんなに応援してくれた意味を
ささやかに、でもワタシらしく生きられる場所を
こうして遺してくれた意味を…
考えない日はありません。
ゆっくりでいいから元気になって
ケコはこの場所で過ごしていけばいいんだよって
言ってる気がするんです。

心と心の家族会議は今も続いていますが(苦笑)
そんなわけで、今は閉店しないつもりでいます!
これは約束。
あとは…
営業再開の時期だけが課題ですが
これについてはまだ迷い中…(汗)
長くなったので、また近いうちに書きますね。
もう一回、ハッピーハロウィン。
Keko
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