亡き夫からの渾身のラブレター。 - 2015.06.24 Wed
私には霊感とかスピリチュアルな能力が
まったくもってありません…(断言)
けれど…
間違いなくこれは彼からのメッセージだ!と思えるサインだったり
偶然とか思い込みでは済まされないような出来事だったり
この3か月の間、
もう本当に数えきれないくらい、出会っています。
さすがに『大丈夫?!』と、ひかれそうだから(汗)
その全ては書きませんが…
ホント、すごいんですから、もう。
その中で、今でも私を励まし続けてくれている
一番最初の不思議な(?)出来事を書いてみることにします。
※以下、とても非科学的な話なので
そうゆう方面がキライな方はここでスルーして下さい…(汗)
夫の葬儀を翌日に控えた朝の事。
私は失意の中で
彼のそばに寄り添って、ずっとずっと話しかけていました。
絶望と不安と混乱と疲労とで
本当は気が狂いそうになりながらも…
彼のために
彼の大好きな家で
最後に穏やかな時間を過ごせるように
いつもの2人のように話しかけ続けて。
喪主ってなに?もうやだ…助けて。
約束が違うじゃん…バカ(泣)
などと、半分文句を言いながら。
その時、葬儀で流すBGMは
あなたの好きなホール&オーツでいいよね?と
言いながら立ち上がったその瞬間に頭の中に突然
『明日にかける橋!』と浮かびました。
それは文字のイメージだったような
彼の声だったような…説明のムズカシイ不思議な感じ。
でも思わず
『え?!今、明日にかける橋って言った???』と
ダンナさんに大声で聞き返したほどそれは鮮明に受信(汗)
サイモン&ガーファンクルの名曲『明日にかける橋』
確かにこの曲は想い出のある曲で
ダンナさん自身が大好きな曲だとは知っていました。
(言われるまで忘れていたけど…笑)
先日、結婚式の想い出をお話しましたが…
その年の秋に開いた横浜での結婚披露宴でのこと。
たくさんの方々に祝福していただいた
大照れの祝宴の最後の最後に
ゲストの皆さんに向かって彼が
ご挨拶をした、その時にBGMで流した曲。
当時、披露宴の最後にしては、少し重たすぎない?と
私が言ったら『イヤ、絶対この曲がいいんだ!!』と
珍しく彼が、かたくなに自己主張していた事も
よ~く覚えていて。
洋楽に明るくないワタシが
この曲の歌詞の意味を偶然に知ったのは
実はず~っと後の事だったのですが(汗)
確か、すごくいい歌詞だったはず…。
そっか。
あなたの旅立ちの日に
やっぱりこの曲をかけて欲しいって言ってるのね!と
強烈なシンパシーを受け止めつつ
でも果たして、お葬式の時に流しても大丈夫な歌詞なんだろうか?と
慌ててインターネットで確認してみたら…
そこには間違いなく、彼から私への
渾身のラブレターと思えるメッセージがあったのです(涙)
『明日にかける橋』はこんな曲です。→★(YouTubeから拝借)

携帯メールなどなかった独身時代
2人はよく手紙やカードの交換をしました。
待ち合わせまでの待ち時間に
『ケコ早く来い、早くオレの隣に座れ!』
な~んてカワイイことを言っている
小さな紙切れまで…とってあり(笑)
そんな山盛りのラブレターを引っ張り出して
夜な夜な泣きながら読み返したりしています。←バカ。
実は昨年の結婚20周年に送った私の手紙の返事に
ケコが泣いて喜ぶような(本人談)
超大作のラブレターを書いてやるからな~!と
調子よく約束してくれたのに
果たせぬままだったのです…。
この朝、彼の枕元で
『あの約束のラブレターはどうなったのよ…もう。』
と、文句を言ったんだった!
通じてるんだ…ちゃんと私の声、届いてるんだ!
アンサーソングなんだね、コレがあなたの。
ありがとう、ありがとう、ちゃんと受け取ったから!!(感涙)
葬儀の前の日だとゆうのに
嬉しくて、めちゃくちゃ感動して、バカみたいに号泣して
それを友人達に話すと
『すごい!あべくんらしい!!』と一緒に泣いてくれ(涙)
CDが見つからない!と慌てる私に替わり
葬儀に間に合うように
『明日にかける橋』のCDを準備してくれたのでした…感謝。
ドラマや映画のように
愛する人からの手紙が、亡くなった後に届く…
そんなロマンティックな結末じゃないけど。
もしかすると、ただの思い過ごしかもしれないけど。
でも間違いなくこの曲は
これから先もずっとずっと私のお守りです。
どうにもしんどい時、そっとかみしめて聴いています。
何度も何度も。
そうすると不思議と背中のあたりが
あたたか~くなるんです、本当に。

そしてこの”渾身のラブレター”の通り
私が困った時、迷った時、
あらゆる手段をつかって彼が助けてくれているのも
ずっとそばにいて見守ってくれているのも
「確信」として感じているから
私はこうして生きていられます。
余談ですが…
彼がスマホで撮った写真フォルダには
楽しそうな私の後ろ姿を隠し撮り(?)したものが
それはそれはた~くさんあります。
それを見返すたびいつも
彼のあの優しい眼差しを思い出し切なくなるけれど
同時に、彼の深い深い愛を感じます…。
旅先で、海岸で
私のちょっぴり後ろをゆっくりゆったり歩きながら…
『転ぶなよ~』って言う声が聞こえてくるようです(涙)
Keko
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百箇日が過ぎて…。 - 2015.06.23 Tue
この日、お寺さんでの特別な法事は執り行いませんでしたが
私自身はこの『百箇日』を
ひとつの大きなの節目(目標?)と考えていました…。
それは、『百箇日』の意味をあらためて調べてみた時
百箇日=卒哭忌(そっこくき)ともいうそうで
「哭」とは、声をあげて泣き叫ぶような様子
「卒」とは、卒業、終えるという意味。
つまり百箇日は、故人を思って泣き叫ぶ日々から
卒業しましょうとゆう仏様の教えと知ったから。
四季のある日本の場合
約3か月の月日が過ぎれば季節もひとつ巡り…
暗闇で1人、うずくまったままだった時間も
生きてさえいれば
ちゃんと流れていることに、自分で気づけるはず。
なるほど。先人の教えはすごいなぁ。
ぜんぜん効かないと思えるウワサの『時薬』も
百箇日くらいには急に効いてくるのかもしれない…などと
あわい期待も込めて。
でも実際のところは、まだまだ全然ダメダメみたいです。
泣いてばっかり、叫んでばっかり(苦笑)
前にも言った通り、大丈夫と思ったら
予期せぬタイミングでズドンと落ちる…
これはもうどうにもならん。正直、そんな感じです。

思い切って白馬に旅したことだって
ダンナさんと2人、気持ちを整理する上では
本当に行ってよかったと思っているし
後悔などありませんが…
帰ってきてからの落ち込みはハンパなかったりして…(汗)
それでもやっぱり不器用な私は…
自分自身のやり方で、ひとつひとつ納得して
ダンナさんの声もちゃんと心で受け止めて
元気になりたい。

楽しいことはもちろん、痛みや悲しみも分け合って
2人でやっと一人前だねと言いながらと生きてきた2人だから…
新しい暮らしの形には、もう少し「訓練」が必要みたいです。
だからどうか、もうしばらく…
ダンナさんと2人きりの時間を私にください。
お願いします。
実はまだ
今よりも更にまともな精神状況ではなかった前半に
待ってはくれない『想い』に応えようと
大丈夫なふりで無理をしてしまった結果…
お手紙、メールなどメッセージの全てに
拒絶反応を起こしてしまう事態になっておりました(汗)
受け取りのお礼や返信すら出来ていない失礼を
この場をお借りしてお詫び申し上げます。
本当にゴメンナサイ。
このブログに
正直な心根の全てを書くことは出来ませんが
皆さんに心配させている自覚はあるので(汗)
がんばって近況を書いています。
ウソは書いていないつもり。強がりはあっても…(苦笑)

白馬の山を元気に歩けた自分も
泣きながら必死に運転していた自分も
親友たちと笑い合える自分も
夢でダンナさんと逢えてガッツポーズしている自分も
やっぱりダメ…とワンワン泣いている自分も
全部、ホントの私です。
こんなヘタレ店主に向けられる
BROWN*VINEの大切なお客様はもちろん
友人知人からのたくさんの愛とご心配には
心から、心から感謝しております。
ありがとうございます。
百箇日が過ぎ…
季節は夏へ向かうのですね。
もうすぐ逗子海岸も海開きです。
Keko
追伸。百箇日を機に、いただいたメッセージに
ゆっくりゆっくりではありますが、お返事を書いています。
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森の中の教会で~結婚式の想い出~ - 2015.06.16 Tue
それと同時に30年前のこの日は…
ダンナさんに初めて『好きだ』と言われた
大切な記念日でもありました…(照)
※無事に両想いになったわけだけど(大照)
毎年この日は
2人でささやかにお祝いをしてきました。
昨年の結婚20周年は、記念にアメリカ旅を奮発して
旅先でこの日を迎えました。
バレーフォッジのホテルのBARで
久々に長文のラブレターを手渡したら
ニタニタしながらすご~く喜んでくれたっけ…。
今年の6月9日は、記念すべき2人の30周年。
嗚呼それなのに。
でもこの大切な2人の記念日だけは
どうして1人ぼっちなの???…と
ワンワン泣きながら家で過ごすなんて
どうしてもイヤで
(とゆうか、ダンナさんもすごく悲しむと思って)
何かに突き動かされるように
小さな旅に出ました。(どうか見逃してください…。)
もちろん、ダンナさんと2人でドライヴです。
彼の大好きな音楽を流しながら!!

キセキのような梅雨の晴れ間は
もしかして、あなたのお手柄?
イヤイヤ、私が無敵の晴れ女だからだよ!な~んて
道行きの間、ずっとずっとお喋りしながら。
この日に、どうしても訪ねたかった場所。
それは21年前、2人きりで結婚式をあげた
白馬にある和田野の森教会。

この教会は…
まだ2人が10代の頃
彼ががんばって手に入れたオンボロ中古車で
いっぱいドライブしていた旅の途中
偶然見つけた想い出の場所です。
静かな森の中に佇む
この小さな教会の素敵さに感動して…

この窓にへばりついて夢中で中をのぞき込んでる
若~いワタシの後ろ姿の写真が残っています(笑)
その後も
大好きな信州方面へ行く時には必ず立ち寄り
野鳥のさえずりだけが響くこの場所が
とてもとても大好きでした。
当時から森の香りに癒される傾向があったのね(笑)
そして時は流れ
2人が結婚することになった時
ゼッタイこの教会で結婚式をと思ったものの
色々な大人の事情で(?)
横浜の式場で結婚披露宴をすることになりました。
けれど
2人ともこの教会の事が諦めきれず
1994年6月9日。日付が変わった真夜中に
婚姻届を提出したその足で車を走らせ…
2人きりで結婚式を挙げてもらいました。

まずは八方尾根の温泉で身を清め(笑)
教会近くの小さな宿で準備をして
ダンナさんと2人がかりでドレスの裾を汚すまいと(汗)
抱えるように必死で森の道を歩いて教会へ。
(真剣な2人の、この光景を思い出すたび
まるでコントみたいだったね…と何度も笑い合いました…笑)
黄昏時のキャンドルウエディング。
合図の鐘が鳴ったら、隣の小さな建物を出て
教会の神前に立ってる優しい眼差しの彼のところまで
ソロリソロリと1人歩いていく時の気持ちは
今でもハッキリ思い出せます。
すっごくすっごく幸せだったから…。

結婚してからも、2人で何度も訪ねている
この思い出深い教会で
悲しい報告をするのはとても悔しかったけど
神様に
幸せだった日々のお礼と
天国の彼の見守りと
結婚の形は変わってしまうけど
これから先も心だけはずっと彼と一緒に
過ごしていけますように…と
お祈りを捧げてきました。
やっぱり…泣いちゃったけど
でも決して絶望の涙なんかじゃなかったです。
うまく言えないけど
ちゃんと、私なりに、2人なりに、前を向こうとしてる。
ダンナさんも、間違いなくそばにいて
旅の途中、たくさんのサプライズで喜ばせてくれたり
偶然とは思えない出逢いをもたらしてくれたり(嬉泣)
ワタシが寂しい思いをしないように…
そりゃ~もう必死でがんばってくれてました(笑)
あ、この話は長くなるのでまた今度。
ウソみたいに最高のお天気だったので
(完全に天気予報をひっくり返しました…驚)
天国にちょっぴり近いと思われる高い場所へも。

引きこもりのような3か月を思えば
久しぶりに太陽の下をトレッキングしている自分は
相当スゴイ進歩。
ちゃんと楽しく歩くことができました!
いや…登れましたが正しいな(汗)
途中
見て~素晴らしい景色だよ~
うっひゃ~キモチいいね、ヒロ~!
と写真に話しかけ続ける怪しいハイカーでしたけど(苦笑)
そして
早朝に見た朝焼けに染まる美し過ぎる白馬山麓も

きっと一生忘れないと思います…(涙)
がんばって行ってよかった。
うん、よかったです。
独り言のような記事が続いています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
Keko
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3歩進んで、2歩下がる。 - 2015.06.08 Mon
ネガティブモードがMAXの夜に
勢いで書きなぐってしまったため…(汗)
久々に頑張って書いた記事だったのに
逆になんだかご心配をおかけしてしまったようで
ホント、申し訳ありません…(猛省)
そのフォローではありませんが
ず~っとず~っと泣いてばかりで
引きこもっているわけでもなく
ちゃんと(?)
元気に過ごしている時間もありますので念のため。

時間も季節もどんどん流れて
気を失っている間に…
夫の旅立ちからもうすぐ3カ月です。
ゆっくりではありますが
出来るようになったことだってたくさんあります。
心を許せる友達となら
何度か外食にも出かけました。
笑ったと思ったら急に泣き出す
非常にめんどくさいワタシに…
『何も言わず』
ただただ一緒にいてくれる
友が居てくれること…本当にありがたいです。
海を眺められる美容院を開拓してみました。
あまりに白髪がすごすぎて…(汗)

勇気を出して大きなライブにも出かけ(葡萄の旅!)
大きな声で歌って感動するキモチも少しずつ回復。
(そりゃ、泣いちゃうけどね…涙)
大好きなスーパー銭湯などにも
場所のセレクトなど、条件付きではありますが
ちゃんと(?)行かれました。
いつも2人で一緒にしていた分
メンタル面で
一番の難関だった自宅の庭仕事だって
なんとか頑張った~(涙)

そんな時は必ず、どこからともなく
野良ニャンコのニャーニャがやって来て…
つかず離れずなところにおり
寂しくない様に”見守って”くれています(笑)
今年の森のビワの実は…
ブラウンバインのお客様の出入りがない分
リスくん達、思いっきり食べ放題(汗)

負けずに(?)少し収穫して味見すると
うん、今年も甘い!
新緑の森が、我が家を包む美しい季節です。
彼が大好きだったリビングからの風景を
1人こうして眺めているこの時間も
愛しくもあり、キュンと寂しくもあり。
まだまだ乗り越えなければならぬ壁は
たくさんたくさんありますが…
自然にまかせて、慌てずに、慌てずに。
な~んて。
甘ったれは十分承知の上です。
だって…
普通にお勤めしていたら『忌引き』なんて
せいぜい1週間~10日ですもの(涙)
おまけに6月に入り…
昨年の今頃は2人でアメリカを旅していたな~と思うたび

いちいち心が立ち止まってしまいますが…
それでも
楽しかったエピソードや、彼が残してくれた言葉、表情など
珠玉の想い出はワタシを笑顔にしてくれます。
幸せだった!と心から思えるシアワセを
噛みしめています。
ホントだよ、ヒロ。
そんな風に相変わらず
愛しのダンナさんの存在に助けてもらいながら
自分でも上出来!と思えるくらい
パワフルで前向きな時間を過ごせたと思ったら…
翌日には朝からメソメソ泣いて
どうにもならない日もあり。
それがタイトルに書いた
3歩進んで、2歩下がるとゆう状態。
大丈夫、結果的には1歩進んでます。
うん、オーケーオーケー。
Keko
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